2012年02月06日

ラファール④

間が開きましたが引き続きラファールです。
ラファール④





ラファールの武装は対空対地ともに高精度の物が用いられており、広範な作戦能力を持っています。
対空兵器の主要な物はMICAで、今後ミーティアも加えられる予定。MICAは赤外線追尾型のIRとレーダーホーミングのRFの2種類が存在し筐体、弾頭、ロケットモーターが共通の物となっている。射程は500m~60kmと機関砲の有効射程よりも短い距離での使用も可能となっており、IRとRFを同一目標に発射することにより命中率を高められる。しかし、ミサイル自体はBVR用のミサイルとしては小型の為、射程は他の物より短いが、ドッグファイトで使用しても使えると言うほかのミサイルには無い特徴もある。対してIR型はサイドワインダーやIRIS-Tに比べると大きい為機動性に劣ると言われているが、最大50Gに耐え、推力偏向ノズルを備えているのでさほど深刻な問題ではないと思われる。しかし、中距離ミサイルとして使うにはやはり射程が短いためミーティアの早期完成が望まれる。
ラファール④



MICA・IR

対地攻撃兵器は通常爆弾に始まり、巡航ミサイル、GPS誘導爆弾、レーザー誘導爆弾と多岐に渡る。
誘導爆弾はAASMが主要兵器となり、アメリカのJDAMに相当する。JDAM同様通常爆弾にキットの形で取り付ける事が可能。この爆弾の特徴はロケットモーターを搭載しており、これにより3分間以上の飛翔ができ、45km先のターゲットに向けて投下することができる。当初は命中誤差は10mだったが、最近はIRシーカーが搭載され命中誤差は1m以下に向上している。実戦投入は2008年のアフガニスタンから。
ラファール④



AASM

レーザー誘導爆弾はアメリカ製のGBU-12/24を使用している。
ラファール④


GBU-12

巡航ミサイルは3種類存在し、其々用途が異なる。
対地攻撃用はSCALP EGでコレはタイフーンが採用しているストームシャドウと同じ物になる。
射程は約250km。同じ筐体を使って滑走路攻撃用のアパシュと呼ばれるものが試作されたが採用には至っていない。(フランスにはデュランダルと言う最強のランウェイバスターが存在する。)
ラファール④



SCALP-EG

こちらのミサイルはとある世代のイギリス人にトラウマを与えるほど強烈なインパクトを放ったミサイルで
聞いたことがある人もいると思います。対艦ミサイル「AM39エグゾセ」。トビウオと言う意味のこのミサイルはフォークランド紛争で(最近またキナ臭い)一躍有名になったミサイル。射程は発射する時の母機の高度と速度にも寄るが大体50~70kmとなっている。ハープーンに比べ一回り小型なので、弾頭重量が少ないが飛翔速度が比較的速いので命中率は高くなっている。最近は射程を延伸したM40ブロック3を開発中である。
ラファール④





AM39エグゾセ



最後は、日本人が一番過剰反応する物かも知れませんね。
ASMP-A巡航戦術核ミサイルです。射程が300km程あり、侵攻阻止作戦に使用される予定。
ラファール④



ASMP-A

最後はGIATが開発した30M791機関砲。
この機関砲はミラージュに搭載されていたDEFA機関砲の改修型で、空対空での射程は2.5kmにも及び、単装砲身の機関砲としては驚異的な秒間42発の発射レートを誇る。装弾数は142発なので撃ちっ放しにすると4秒しないうちに弾切れになる計算。通常は10発ほどのバースト射撃になっている。駆動は弾倉をガスで駆動し、発射は電力により行なう。ラファールはこの機関砲を右主翼付け根付近に1基搭載している。
ラファール④



GIAT 30M791

まだやるよ。




タグ :戦闘機

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Posted by G3フリーク  at 22:52 │Comments(0)戦闘機

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